zantufa/ja: Difference between revisions

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(maftufa)
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: 文の断片を i で区切ることはできるが、文の断片自体には真理値がないので、論理学上の接続の対象にはならない。これを真理値を持つ文の接続と同列に扱うことは論理学との整合性を重視する zantufa の方針に反する<ref name="cohe">全ての断片に暗黙の co'e を付与する解析器([http://mw.lojban.org/extensions/ilmentufa/mahantufa/altatufa.html 2015年9月4日時点の altatufa])もある。 これは文の断片を文に変えることであり、これによって文の断片と文とを接続詞で繋ぐことが可能になる。 文の断片が文になるということは、すべての発言に何らかの真理値が付与されるということだ。 言い換えれば、 SU構造などで解析を無効にしない限り、 真理値のない発言をすることができない(ただし [http://mw.lojban.org/extensions/ilmentufa/mahantufa/altatufa.html 2015年9月4日時点の altatufa] では SU構造を作ることさえできない)。 この方法は「真理値のない有意味な発言」をする自由を奪う愚行である。</ref>。
: 文の断片を i で区切ることはできるが、文の断片自体には真理値がないので、論理学上の接続の対象にはならない。これを真理値を持つ文の接続と同列に扱うことは論理学との整合性を重視する zantufa の方針に反する<ref name="cohe">全ての断片に暗黙の co'e を付与する解析器([http://mw.lojban.org/extensions/ilmentufa/mahantufa/altatufa.html 2015年9月4日時点の altatufa])もある。 これは文の断片を文に変えることであり、これによって文の断片と文とを接続詞で繋ぐことが可能になる。 文の断片が文になるということは、すべての発言に何らかの真理値が付与されるということだ。 言い換えれば、 SU構造などで解析を無効にしない限り、 真理値のない発言をすることができない(ただし [http://mw.lojban.org/extensions/ilmentufa/mahantufa/altatufa.html 2015年9月4日時点の altatufa] では SU構造を作ることさえできない)。 この方法は「真理値のない有意味な発言」をする自由を奪う愚行である。</ref>。
: 同じ理由で、文や断片の列を区切る NIhO に付く接続詞を許すことは、論理学上は無意味である。 そのため [http://guskant.github.io/gerna_cipra/zantufa-1.html zantufa_1] までは NIhO に接続詞を付けることができない。
: 同じ理由で、文や断片の列を区切る NIhO に付く接続詞を許すことは、論理学上は無意味である。 そのため [http://guskant.github.io/gerna_cipra/zantufa-1.html zantufa_1] までは NIhO に接続詞を付けることができない。
: しかし、 NIhO が論理学の要素ではないことがはっきり認識されているならば、むしろ NIhO に付く接続が論理学上の接続と混同される恐れはない。そのため、将来のヴァージョンでは NIhO に付く接続を許す可能性がある。 そうなれば [http://selpahi.de/oz_plain.html lo se manci te makfa pe la .oz.] の多くの部分を解析できるようになる(全部ではないのは、「'''i ba bo''' が文の断片を接続している」 「'''nu'i nu'u''' を '''ge gi''' と併用している」など、 zantufa の文法と相容れない箇所がいくつかあるから)。
: しかし、 NIhO が論理学の要素ではないことがはっきり認識されているならば、むしろ NIhO に付く接続が論理学上の接続と混同される恐れはない。そのため、[http://guskant.github.io/gerna_cipra/zantufa-1.1.html zantufa] は NIhO に付く接続を許す。 NIhO の接続は、タンルの接続と同様、論理演算では無視される。 以上の性質により、 zantufa_1.1 は [http://selpahi.de/oz_plain.html 『lo se manci te makfa pe la .oz.] の多くの部分を解析できる(全部ではないのは、「'''i ba bo''' が文の断片を接続している」 「'''nu'i nu'u''' を '''ge gi''' と併用している」など、 zantufa の文法と相容れない箇所がいくつかあるから)。 『lo se manci te makfa pe la oz』の構文解析に適用できる解析器については [[maftufa]] を参照してください。


== zantufa の種類 ==
== zantufa の種類 ==
zantufa は [http://guskant.github.io/gerna_cipra/zantufa-1.html zantufa]、 [http://guskant.github.io/gerna_cipra/maltufa-1.html maltufa]、 [http://guskant.github.io/gerna_cipra/zantufa-1-cekitaujoibu.html cekitaus] に分類される。
zantufa は [http://guskant.github.io/gerna_cipra/zantufa-1.1.html zantufa]、 [http://guskant.github.io/gerna_cipra/maltufa-1.1.html maltufa]、 [http://guskant.github.io/gerna_cipra/zantufa-1.1-cekitaujoibu.html cekitaus]、 [http://guskant.github.io/gerna_cipra/maftufa-1.1.html maftufa] に分類される。


=== zantufa ===
=== zantufa ===
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* [[zantufa ze'oi FA]]
* [[zantufa ze'oi FA]]
* [[zantufa nu selma'o stika]]
* [[zantufa nu selma'o stika]]
* [[maftufa]]
フランス語版:
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* [[zantufa/fr]]
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英語版:
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* [[zantufa/en]]
* [[zantufa/en]]
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Revision as of 14:14, 20 November 2015

banjubu'o / français / 日本語 / English
zantufa farvi

zantufa って何?

  • zantufa はロジバン文の構文解析器の1つ。
  • zantufa は非公式ではあるが、 guskant の観点から美しく単純で、公平性を志向する文法に基づいている。

zantufa の予想される特徴

zantufa は他の種類のロジバンとどういう関係にあるの?

何を期待しているの?

皆が La Bangu で説明されている文法から去り、良い文法の中で生活すること。 zantufa に幸あれ。

完成

zantufa_1 には guskant が望んだことのほぼすべてが組み込まれている。

今後必要なことは、バグ取りと、既存のセルマホへの新シマヴォの追加だろう。

もしバグや問題を見つけたら、 guskant に教えてください。

zantufa の文法要素の取捨選択の方針は、 La Bangu で説明されているロジバン IRC 方言の志向と異なる。

端的に言えば、ロジバン IRC 方言は便利さ(それはロジバン IRC グループ内の多数派であるヨーロッパ系言語話者、あるいはコンピュータ・ギークにとっての便利さであり、必ずしも普遍性を持たない)の追求である。

一方、 zantufa は文法自体の単純さを追求し、ロジバン使用者の母語による不公平さをできるだけ排除し、論理学との整合性を重視する。 そのために特定の便利さを犠牲にすることがある。

この方針は多分に guskant の美的価値観に由来する。 guskant にとってロジバン IRC 方言の文法は、 いささか使い勝手の悪くなった古い家(公式ロジバン)に便利そうな機能を闇雲に増築していったグロテスクな塊であり、総合的な美を欠く。 一方、 zantufa の構造は典型的な日本家屋の構造に似ている。 日本家屋では、部屋ごとに用途が決まっているのではなく、1つの部屋を多くの目的に使うことができる。 zantufa はこれに似て、少ない文法要素を多くの用途に使えるようにし、大きな表現力を目指す。

以下は zantufa_1 の特徴のリスト。 ただし以下の特徴のいくつかを ilmentufa experimentalaltatufa が取り入れる可能性があるので、その場合は必ずしもzantufaだけの特徴とは言えなくなる。

xorxes が提案した仮文法 はほとんどすべて継承した。
言い換えれば、仮文法をすべて受け継いだ iocixes およびそのpeg文法(どちらもアクセスできなくなった)とほんの少し異なる。
以下はその詳細。
アクセントを表す大文字を無くすこと は継承しなかった。
なぜなら preproc.js が大文字に関する文法の代わりを務めるようにこれを改変する能力が guskant には無いから。
音節子音 については何もいじっていない。
これをいじると、これまでのロジバン文の多くを解析できなくなりそうだから。
ただし「究極の zantufa」を作るとしたら、これを改変するかもしれない。
keke'e は依然としてスムティやブリディ末端にも係る。
こうしておく必要は無いのだが、セルマホ NUhI NUhU の代わりにセルマホ KE KEhE が使われるようにしたので、これを維持せざるを得なかった。
セルマホ LAU、TEI、FOI は依然として文法内にある。
TEI FOI は中国式や日本式に漢字を表現するのに便利だからだ(部首)。
例えば tei remna bu sanli bu foizoizoi 位 zoi bu は同じ意味だ。
これに似た方法は、中国語や日本語で口頭で漢字を言う時や、ある種の中国語入力システムにおいてよく使われる。
セルマホ TEI や FOI が文法的に BY と区別されていれば、1文字の漢字を記号列の中から区別しやすい。
(セルマホ LAU は中国語や日本語からは大して必要とされないが、 TEI と使われ方が似ているので消さなかった。)
xorxes によるメクソに関する提案はほとんど全部継承した。
ただし便利さを考慮して、演算子と被演算子との関係に手を加えた。
接続詞のシステムは、 xorxes の提案と selpa'i の提案に基づく。
ただし、 zantufa の特徴として、前置型接続を重視し、
さらにセルマホ NU と KEI に挟まれる文を重視する。
言い換えると、 NU と KEI に挟まれる文は論理学上の1つの完全な文を構成できる。 例えば
([CU {du'u «(¹[da de] zo'u¹) (¹da [CU {broda «de VAU»}]¹) (¹i je [de {CU «brode da VAU²)»}]¹)» kei} VAU] IAU)
これはクワインの哲学的観点から必要なことだ。
zantufa のセルマホ FA は日本のロジバングループの1つ ponjbogri の提案に基づく。
簡潔に言えば、スムティのタグであるセルマホ FA と、タンル構成単位や接続詞や間制・法制タグに付くタグであるセルマホ SE とを区別する必要は無いという提案だ。
もしこの提案を完全に採用すると、セルマホ FA は SE に取って代わる。
例えば seva'u の代わりに feva'u となり、 segu ra gi ri の代わりに fegu ra gi ri となる。
しかし、 camxes はこれらを ([{fe KU} {va'u KU}] VAU) および ([fe {gu ra gi ri}] VAU) と解析する。 もし上記の案を完全に採用すると、多くのロジバン文の解析結果が camxes と異なってしまうだろう[2]
そういうわけで、 zantufa はこの案の一部分だけを採用している。
ただし、「究極の zantufa」を作るとしたら、この案を完全に採用するかもしれない。
(その場合、「f」音が頻出するのは聞き苦しいように思うので、「sa se si so su」音か何かを「fa fe fi fo fu」音の代わりに使うかもしれない。)
ZOhOI, MEhOI, DOhOI の類をもたず、つくらず、もちこませず。
これらのセルマホは、文字列に於ける半角スペースかピリオド、あるいは音素列に於ける声門閉鎖か休止で区切られた一連の非ロジバン記号列を引用する機能を持ち、 「(ヨーロッパ言語話者やコンピュータ・ギークにとって)便利な」1単語引用シマヴォとして La BanguLojban Wave Lessons で教えられていて、 "ロジバン"コミュニティでは比較的ポピュラーなものだが、以下の点で zantufa の制作方針に反するので採用しない:
「単語が半角スペースかピリオドか声門閉鎖か休止で区切られる」という、非ロジバンである引用元の言語の性質に依存して引用が成立する点は、文法構造として醜悪だ。
単語内に声門閉鎖を含むポリネシア系言語の単語を引用できない一方で、半角スペースやピリオドを必要としない中国語や日本語の文章なら、本をまるごと一冊さえも引用できてしまうという、引用元言語に対する不公平さがある。
新シマヴォはできるだけ既存のセルマホに入れた。
それらのシマヴォの有用性を基準として取捨選択することはしない。 どんなシマヴォであれ、既存のセルマホに追加するだけなら、文法の構成美に影響しないから。
例えば Curtis W Franks に提案され、俗に kurtyvla とも呼ばれている一連の新シマヴォの多くは、既存のセルマホに入れた。 kurtyvla の多くはメクソ関連のシマヴォであり、 その多くについては新セルマホも提案されているが、 その用途を察する限り、 zantufa のメクソ構成の中では既存のセルマホに入れるだけで事足りる。
i JOI や i (BAI) BO は文を接続するが、文の断片(名辞や接続詞や数など)を接続しない。
文の断片を i で区切ることはできるが、文の断片自体には真理値がないので、論理学上の接続の対象にはならない。これを真理値を持つ文の接続と同列に扱うことは論理学との整合性を重視する zantufa の方針に反する[3]
同じ理由で、文や断片の列を区切る NIhO に付く接続詞を許すことは、論理学上は無意味である。 そのため zantufa_1 までは NIhO に接続詞を付けることができない。
しかし、 NIhO が論理学の要素ではないことがはっきり認識されているならば、むしろ NIhO に付く接続が論理学上の接続と混同される恐れはない。そのため、zantufa は NIhO に付く接続を許す。 NIhO の接続は、タンルの接続と同様、論理演算では無視される。 以上の性質により、 zantufa_1.1 は 『lo se manci te makfa pe la .oz.』 の多くの部分を解析できる(全部ではないのは、「i ba bo が文の断片を接続している」 「nu'i nu'uge gi と併用している」など、 zantufa の文法と相容れない箇所がいくつかあるから)。 『lo se manci te makfa pe la oz』の構文解析に適用できる解析器については maftufa を参照してください。

zantufa の種類

zantufa は zantufamaltufacekitausmaftufa に分類される。

zantufa

zantufa は主に guskant の言うことを解析する。

maltufa

maltufa は当初 zantufa 嫌いの人々のために作られたが[4]、 その後 maltufa は改変され、 古き良きロジバン文を解析できるようになった。 例えば 『la teris po'u lo tirxu cu vitke zi'o le barda tcadu』。

2015-08-10 UTC 時点における ilmentufa experimentalilmentufa camxes は、これを解析することができない。
camxesjbofi'e はちゃんと解析できる。これらには 新規則 がまだ組み込まれていないから。)
(同様に、 zantufa は新ヴァージョン 『la .teris. ku noi tigra cu stuvi'e lo barda tcadu』を解析できる。 その一方で、2015-08-10 UTC 時点における ilmentufa experimentalilmentufa camxescamxesjbofi'e はこれを解析することができない。 [5]

cekitaus

zantufamaltufa にはいくつかの cekitaus 版があり、 これは多くの cekitaus 文を解析できる。

例えば『ka càtra lo vèrba』zantufa_1 cekitaujoibus で解析できる(長いので、解析の際は2つに分割してください)。

zantufa・maltufa の cekitaus 版では、 cekitaus 案の多くが採用されている。 ただし、 zantufa はセルマホ GA を重視するので、 (mo'oi ge) (i'au go) (zo'u go) (moi'oi gei ge'i) などの交換は不採用となる。

他のシマヴォの入れ替えをしたい人は、 guskant に言えば、それ用に新しい cekitaus zantufa や maltufa が作られるかもしれない。

la maftufa

maftufa『lo se manci te makfa pe la oz』を解析する。

  1. voi は結局 cekitaus に入った。 メインの zantufa では poi'i がその代わりになるから。
  2. FA が SE に取って代わる案を完全に採用する場合、 camxes における ([fe {gu ra gi ri}] VAU) と同じ構文を作るには ke を入れる: ([fe {ke «gu ra gi ri¹) GIhI» KEhE}] VAU) (スムティに係る ke を文法内に維持することは、ここでも役に立つことになる)。 このように、FA が SE に取って代わっても、言語としての表現力が落ちることはない。
  3. 全ての断片に暗黙の co'e を付与する解析器(2015年9月4日時点の altatufa)もある。 これは文の断片を文に変えることであり、これによって文の断片と文とを接続詞で繋ぐことが可能になる。 文の断片が文になるということは、すべての発言に何らかの真理値が付与されるということだ。 言い換えれば、 SU構造などで解析を無効にしない限り、 真理値のない発言をすることができない(ただし 2015年9月4日時点の altatufa では SU構造を作ることさえできない)。 この方法は「真理値のない有意味な発言」をする自由を奪う愚行である。
  4. zantufa は IRC ロジバングループのメンバーや、 よくロジバンを話す人々のほとんど(つまり La Bangu の作者と、そこで説明されているロジバンIRC方言を話す人々)に、非常に嫌われている。 それらの人々の言明は非論理的過ぎるので、 guskant がそれらに対してまじめに回答することはありそうもない。 zantufa はただのロジバン文解析器の1つであり、誰にも何も強要しない。 IRC のメンバーたちが頻繁に zantufa の悪口を言うのは、 アメリカ英語話者がインド英語の悪口を言うのに似て、下劣だ。
  5. この例のように、 ilmentufa experimental が解析できない多くのロジバン文を、 zantufa は解析することができる。 それにもかかわらず、 zantufa 嫌いの人々は「zantufa はロジバンではない」と何度も口にしている。 ここにはまさに「ロジバン」コミュニティの自己中心性が見て取れる:「我々の言葉はロジバンの現代語だ。おまえのはロジバンではない。」 『la teris』を解析できる zantufa がロジバンでないならば、 それを解析できない ilmentufa experimental は一体何なのか?

zantufa のページのリスト

ロジバン版:

フランス語版:

日本語版:

英語版: